宇治川の緑の堤に点々と菜の花揺らす風はどこから ゴールデンウィークに入り、こちら...
たましいが体の芯からずれた日は足裏冷えてソックスを履く この3日間布団に臥せって...
南西の雲の波間のそこだけが虹彩放つ恩寵のごとく 雲間に光のプリズムが映り、虹色に...
夕闇に吾足速めるも雨脚は紫陽花の顔を無情に叩く 家の周りにコンビニがなく、一駅先...
眼も肌も髪も感じる水の気の今宵どの葉に滴り落つるや 台風4号が接近しています。今...
雨だれに文庫の栞撚りながらストーンヘンジの石を数える 本日は暦のうえでは夏至です...
満々と水を湛える天の川も氾濫するか愛執の淵 七夕飾りが濡れそぼっていました。梅雨...
立冬に桜並木は頬染めてもみじに負けじと微笑み連ねる 沿線の桜並木は春も目を楽しま...
ご神矢の鈴を鳴らして歩く道幸多かれと巳年元旦 あけましておめでとうございます。昨...
福袋抱える手はまだ幼くてつややかな頬寒風に膨らむ いつも利用するスーパーでは元旦...
岩倉の里の御寺に月冴えて紅染まる庭ぞ宇宙なり